2025(令和7)年4月24日に「発達と老化の理解Ⅰ」の授業で、介護福祉学科1年生32名が「高齢者疑似体験」を行いました。
「高齢者疑似体験」とは、特殊な眼鏡や重りなどを身体に装着し、視力や筋力などが低下した状況をつくり、老化による高齢者の身体的な変化を体験を通して学ぶ取り組みです。
チームごとに「体験する人」と援助する人」に分かれ、
①白内障や視野狭窄が体験できるゴーグルを装着し、新聞や保険証などを見る体験、
②立位、座位、歩行を行う体験、
③箸を使ってビーズをつまむ体験、
④薬に見立てたチョコレートをシートから出し、ティッシュペーパーに包んで、毛糸で蝶結びにする体験をそれぞれ行いました。
体験した1年生からは「小さい字が余計に見えづらい」「膝関節の動きが悪いし、足が上がりにくい」等の感想のほか、「転倒・転落を防止するためにも、介護福祉士による支援が重要だ」「身体を支えることも必要だが、相手が安心できるよう、もっと声かけしたほうがよいのではないか」といった意見が聞かれるなど、支援の必要性についても気づくことができたようです。
「高齢者疑似体験」で学んだことを今後に活かしていってほしいと思います。