2025(令和7)年6月27日(金)、介護福祉学科2年生を対象に卒業生による「職場別相談セミナー」が開催されました。
「職場別相談セミナー」は、介護福祉士として働く本学卒業生が介護福祉士の魅力や喜び、仕事内容等を在学生に伝え、それに対して在学生が質問するという双方向の学びと交流を図る取り組みで、今年で15回目を迎えました。
毎年、介護福祉学科同窓会と連携する形で開催しています。
今回は4名の卒業生が各々の仕事内容から給与等の待遇面まで、丁寧かつ赤裸々に語ってくださいました。
介護福祉学科同窓会長でロングライフ塩尻で施設ケアマネジャーとして働く柳沢佳澄さん(介護福祉学科1期生)は、介護支援専門員の取得方法や施設ケアマネジャーと居宅ケアマネジャーの違い等に加え、「仕事には知識・技術も重要だが、気分転換も必要!」と長く働き続ける秘訣も教えてくださいました。
介護老人福祉施設 サルビアで働く原田千鶴さん(介護福祉学科27期生)は「松本短期大学介護福祉学科を卒業後、4年制大学社会福祉学部3年次に編入したことが自分自身の視野をさらに広げた」ことを挙げ、「施設だけが利用者様の生活の場ではない」とし、「利用者様一人ひとりが地域とのつながりを持ちながら生活できるように支援していくことが大切」と説明してくださいました。
グループホーム ハーモニーでリーダーとして働く百瀬弘章さん(介護福祉学科3期生)は「『吐く』から『一』をとると『叶う』になる」と述べた上で、「介護福祉士として働く中で迷うこともあるかもしれない。しかし、一人で抱え込まず、周囲の人たちに自らの悩みを打ち明ける勇気をもってほしい。そうすれば、道は開かれる」と自らの経験を踏まえて教えてくださいました。
サービス付き高齢者向け住宅 「結」本庄の支配人である城取圭太さん(介護福祉学科21期生)は「松本短期大学介護福祉学科での学びが力となり、今の自分があると思う。だからこそ、松本短期大学介護福祉学科での授業や実習、仲間との交流等を大切にしてほしい」と後輩である在学生に温かいメッセージを送ってくださいました。
セミナーに参加した介護福祉学科2年生からは
「先輩たちの介護に対する熱い思いが伝わってきた」
「職場選びのポイントや実際の給与等、普段は聞けない貴重な話をたくさん聞けた」
「今日の学びをこれからの実習や就職活動に活かしていきたい」
といった感想が聞かれる等、卒業生の方々からの一言一言が、学生たちにとっては介護福祉士を目指す自分自身への後押しにもつながったようです。
改めて、お越しくださいました卒業生の皆様に感謝申し上げます。